捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
この企業に受かった時に喜んでくれたお父さんたちの為にもこんなことで辞める訳にはいかない。しかし大企業の秘書課ともあろうものがそんなことで人事をするなんて、この会社、いや、この人は大丈夫なのだろうか?
そんなことすら思うも、もちろん言えるわけがない。
「わかりました」そう答え私は小さく頭を下げる。
「ありがとう、後は秘書室で教えてもらって」
これ以上何かを聞かれたくない様子の人事部長に、私は心の中でため息を付いた。