捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
祥吾さんと自分のミネラルウォーターをグラスに注ぎ、テーブルに置くと私も祥吾さんの隣に座る。
すぐさま距離を詰められて、私はまたもやドキッとしてしまい、慌てて口を開く。

「それにしても誰が犯人なんだろう」

「ああ、今龍に調べさせてる」

「龍? ああ、本社の?」
私は昔を思いだしながら頭を巡らせる。祥吾さんとは正反対の冷静沈着という言葉がぴったりな人だったと記憶している。

「紗耶香自身なにか心当たりは?」
そう言われ、私はあの頃を思い出そうと頭を巡らせる。
「特に誰かを怪しいと思った事はないけど……」

「そうか」
私の答えに、祥吾さんは何かを考えているようだった。
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