捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「誰か俺以外にこの身体に触れた?」
ふと私の首筋に舌を這わせていた祥吾さんが口を開く。
久々の感覚に声を抑えるので精一杯だった私の返事が一瞬遅れると、祥吾さんは首筋に歯を立てる。
「痛っ……あっ」
痛みと快感がぐちゃぐちゃになって声が漏れる。
「聞きたくないからいい」
その噛んだ場所を舌で舐め上げると、祥吾さんの怒りがこもった声が聞こえた。
「ちが……う。誰も触ってなんか……ない」
執拗に続いていた愛撫に私は切れ切れに答えると、ピタリとその動きが止まった。
祥吾さんはバッと顔を上げると、私の顔をのぞき込む。
「本当に?」
「嘘なんてつかない。どうして?」
ようやく息を整え問えば、祥吾さんは初めて来たときの私の噂を聞いたという。
納得するも、私は祥吾さんに説明するように口を開く。