捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました

毎回あんなケータリングばかりは体に良くないと、あろうことか一緒にスーパーに行き、私の一般的な食事を一緒に食べ、まるで普通の恋人のような時間だった。

日曜日の夜、車で自宅まで送ってくれるまでその空気は続いていた。

「また明日。会社で」

「はい、ありがとう……」
お礼を言いながら、降りようとドアノブに手をかけていた私の後頭部が引き寄せられ、祥吾さんの唇が重なる。
触れるだけの優しいキスに私の顔は真っ赤だろう。どうしてこんな甘い空気にするの。
そう思うも、何も聞くことはできず私は俯くとドアを開けた。

「楽しかったです」
それだけを言うのが限界だった。言い逃げするように私は車を後にした。


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