嫁入り前の懐妊契約~極上御曹司に子作りを命じられて~
「ただいま~。あれ、お父さん? いないの?」
あきづきの店の奥に勝司と美琴の生活スペースがある。二階建ての3LDKだが、一番広い部屋は着物関係のものに占領されている。勝司は夕方には戻ると言っていたが、リビングは真っ暗だった。
「コンサルタントさんとの打ち合わせ長引いているのかな。あ、そうだった」
お客様から勝司に渡すよう頼まれたものを彼の部屋に置いておこうと、美琴は部屋の扉を開けた。
電気もついていないし当然勝司は中にはいないと思っていたのだが……美琴は衝撃的な光景を目にすることになる。
「お、お父さん!? な、なにを……」
驚きのあまり腰が抜けそうになった。でも、なんとかこらえて必死で勝司に駆け寄った。勝司は天井の梁に縄をかけて、今まさにそこに自分の首をかけようとしていたのだ。
「早まらないで~」
暴れる勝司をなんとかなだめて落ち着かせた。一体なにがあったというのだろう。
「騙された!? あのコンサルトさんに?」
「そうなんだ。待ち合わせ場所に一時間近くも現れなくて、電話も出ないし。事故にでもあったのかと心配していたら警察の方が来てな」
なんと、複数の被害報告がなされている詐欺師だったというのだ。
「で、でも警察が来たってことはその人は捕まったんじゃないの?」
あきづきの店の奥に勝司と美琴の生活スペースがある。二階建ての3LDKだが、一番広い部屋は着物関係のものに占領されている。勝司は夕方には戻ると言っていたが、リビングは真っ暗だった。
「コンサルタントさんとの打ち合わせ長引いているのかな。あ、そうだった」
お客様から勝司に渡すよう頼まれたものを彼の部屋に置いておこうと、美琴は部屋の扉を開けた。
電気もついていないし当然勝司は中にはいないと思っていたのだが……美琴は衝撃的な光景を目にすることになる。
「お、お父さん!? な、なにを……」
驚きのあまり腰が抜けそうになった。でも、なんとかこらえて必死で勝司に駆け寄った。勝司は天井の梁に縄をかけて、今まさにそこに自分の首をかけようとしていたのだ。
「早まらないで~」
暴れる勝司をなんとかなだめて落ち着かせた。一体なにがあったというのだろう。
「騙された!? あのコンサルトさんに?」
「そうなんだ。待ち合わせ場所に一時間近くも現れなくて、電話も出ないし。事故にでもあったのかと心配していたら警察の方が来てな」
なんと、複数の被害報告がなされている詐欺師だったというのだ。
「で、でも警察が来たってことはその人は捕まったんじゃないの?」