嫁入り前の懐妊契約~極上御曹司に子作りを命じられて~
夢を見た。好みのタイプど真ん中、理想をつめこんだような素敵な人に愛をささやかれる甘〜い夢だ。
(はぁ。現実では無理だからって夢に見るなんて……ヤバすぎて笑えないなー)
重い瞼をゆっくりと開けると、柔らかな日差しがキラキラと輝いて見えた。美琴はゆっくりと身体を起こす。
「それにしても、いい夢だったなぁ」
「どんな夢を見たんだ?」
ひとり言に返事があった。一瞬、勝司が勝手に部屋に入ってきているのかと美琴は思った。でも違う、顔も声も。
「み、御堂さん!」
朝から一点の曇りもなく美しい彼の顔を見て、美琴はすべてを思い出した。
「礼でいいと言ったろ」
夢ではなかった。あれは昨夜、現実に起こったことだったのだ。
「で、なんの夢だったんだ?」
すっかり朝の支度を終えたらしい礼は二藍色の着物姿だった。気品があって神秘的なその色は彼の魅力をより引き立てている。
(あなたに抱かれる夢でした。なんて口が裂けても言えない!)
礼は美琴のそばまで来ると、すとんと隣に腰をおろした。
「身体は大丈夫か」
「えっと、はい。腰も足もちょっとダルいけど、動けないほどではないです」
美琴の答えに、礼はほんの少し眉をひそめた。
「……君は本当に正直だな。不調を訴えられたら、次のタイミングをはかりかねるじゃないか」
(はぁ。現実では無理だからって夢に見るなんて……ヤバすぎて笑えないなー)
重い瞼をゆっくりと開けると、柔らかな日差しがキラキラと輝いて見えた。美琴はゆっくりと身体を起こす。
「それにしても、いい夢だったなぁ」
「どんな夢を見たんだ?」
ひとり言に返事があった。一瞬、勝司が勝手に部屋に入ってきているのかと美琴は思った。でも違う、顔も声も。
「み、御堂さん!」
朝から一点の曇りもなく美しい彼の顔を見て、美琴はすべてを思い出した。
「礼でいいと言ったろ」
夢ではなかった。あれは昨夜、現実に起こったことだったのだ。
「で、なんの夢だったんだ?」
すっかり朝の支度を終えたらしい礼は二藍色の着物姿だった。気品があって神秘的なその色は彼の魅力をより引き立てている。
(あなたに抱かれる夢でした。なんて口が裂けても言えない!)
礼は美琴のそばまで来ると、すとんと隣に腰をおろした。
「身体は大丈夫か」
「えっと、はい。腰も足もちょっとダルいけど、動けないほどではないです」
美琴の答えに、礼はほんの少し眉をひそめた。
「……君は本当に正直だな。不調を訴えられたら、次のタイミングをはかりかねるじゃないか」