嫁入り前の懐妊契約~極上御曹司に子作りを命じられて~
 誘うような瞳をした礼に煽られ、美琴は昂っていく。礼の唇が美琴の首筋を這う。彼らしくもない性急さで、美琴の服は剥がされていく。むき出しになった鎖骨を礼の指先がなぞる。

「あぁ。昨夜つけていないから、薄くなってるな」
「そんなことないですっ」

 礼の残した赤い印は、まだくっきりと美琴の肌でその存在を主張していた。それでも、彼の目には薄れたように見えるらしい。

「つけ直さないとな。これは君が俺のものだという証だから」

 強く肌を吸われる刺激に、美琴は悶えた。そのまま、礼の唇は胸元へとおりていく。
 今夜の礼はいつもより強引で、熱く、激しかった。自分でも驚くほどに美琴は乱れ、快楽に溺れた。

「もう一度聞く。俺が、欲しかったか?」

 扇情的な顔をした彼に追いつめられ、もう嘘はつけなかった。

「……はいっ」

 礼は満足そうに笑むと、美琴を貫いた。美琴の唇からこぼえる甘い喘ぎだけが、静かな部屋に一晩中響き続けた。

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