嫁入り前の懐妊契約~極上御曹司に子作りを命じられて~
「やぁ。礼くんじゃないか。久しぶりだな」
「ご無沙汰しております、羽鳥さん」
誰だろう。美琴のその疑問に答えてくれたのはまりえだった。
「母方の叔父様なの」
紳士は美琴を認めると、おやっと目を丸くした。
「礼くんが女性連れとは驚いたな。初めてじゃないか? こりゃあ、まりえもウカウカしていられないぞ。とにかく結納だけでも済ませておいたらどうだ?」
「結納なんて気が早いわよ、叔父様ったら」
口では否定しつつも、まりえはまんざらでもなさそうな表情だ。
(えっと……この流れは、もしかして……)
美琴の予感は的中した。
「私としては、少しでも早くふたりに結婚してもらってかわいい子供の顔を見せてもらいたいんだがね」
「いえ。まりえさんは僕にはもったいない女性ですよ」
「なにを言ってるんだ。君たちより似合いのカップルがどこにいる?」
ふたりが談笑する声が、美琴には遠く聞こえた。ふらふらとその場から離れようとする美琴にまりえがささやいた。
「気をつけてね。身の程知らずより恥ずかしいことってないから」
おっとりと上品そうに見えたまりえが別人のように意地悪な顔でクスリと笑った。でも、美琴にはそんなことはどうでもよかった。
「ご無沙汰しております、羽鳥さん」
誰だろう。美琴のその疑問に答えてくれたのはまりえだった。
「母方の叔父様なの」
紳士は美琴を認めると、おやっと目を丸くした。
「礼くんが女性連れとは驚いたな。初めてじゃないか? こりゃあ、まりえもウカウカしていられないぞ。とにかく結納だけでも済ませておいたらどうだ?」
「結納なんて気が早いわよ、叔父様ったら」
口では否定しつつも、まりえはまんざらでもなさそうな表情だ。
(えっと……この流れは、もしかして……)
美琴の予感は的中した。
「私としては、少しでも早くふたりに結婚してもらってかわいい子供の顔を見せてもらいたいんだがね」
「いえ。まりえさんは僕にはもったいない女性ですよ」
「なにを言ってるんだ。君たちより似合いのカップルがどこにいる?」
ふたりが談笑する声が、美琴には遠く聞こえた。ふらふらとその場から離れようとする美琴にまりえがささやいた。
「気をつけてね。身の程知らずより恥ずかしいことってないから」
おっとりと上品そうに見えたまりえが別人のように意地悪な顔でクスリと笑った。でも、美琴にはそんなことはどうでもよかった。