寄り添う花のように私はあなたの側にいたい
「小花、おいで。」

その腕の中に吸い込まれるように、保さんを抱きしめたのも初めてだった。


「父上から聞いた?僕達の結婚を許すって。」

「はい、聞きました。」

私達は、見つめ合うと微笑み合った。

「やっと、小花との人生が、始まる気がするよ。」

「私もです。」

こうして私達は、結婚式を挙げ、正式に夫婦と認められた。


幸せの中、何かあると、母の言葉を思い出す。

《与えられた場所で、一生懸命咲きなさい。》

私の居場所は、保さんの腕の中。

いつも保さんに寄り添って、一生懸命に咲く花に、私はなりたい。


ー 完 -
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