平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
追い立ちが、甘えることを知らない今の彼を作ったせいだろう。心配なのに素直にそう言えない姿は、どこか痛々しかった。
「俺のこと、どうせもう調べてあるんだろ?」
「ああ。ギヴォットの町で聞いた」
「俺、山の動物たちに育てられたようなもんなんだよ。言葉は交わせないけど、みんな恩人で、大切な友達なんだ」
ジェドを見つめ返すシモンの目に、抜け目のない光が宿る。
「獣騎士って、戦闘獣の面倒もみれるプロみたいなもんなんだろう? それなら、狼の方も助けてくれるんだよね?」
「回復に向かわせられるかは、状態にもよります」
相手が利口であるのを察して、コーマックが事実を述べた。
「僕らは動物の専門医ではありません。そして白獣の治癒方法は、一般的な肉食獣とは異なるところも多くあります」
白獣によく使われる治療方法。
それは魔力を繋げて、白獣自身が持つ治癒能力などを引き上げるやり方だ。
リズは、幼獣が誘拐された一件でそれを聞いていた。大人の白獣にも適用する方法だという。
唯一、全ての白獣と魔力を繋げられるグレイソン伯爵。山で発見した負傷の白獣については、その獣騎士団長であるジェドが治療をするのだとか。
それを知らないシモンは、疑問を抱いた顔だった。
「保護した狼については応急処置をしたのち、獣騎士団協力機関として名を連ねてくれている専門動物医への委託は可能です」
「俺のこと、どうせもう調べてあるんだろ?」
「ああ。ギヴォットの町で聞いた」
「俺、山の動物たちに育てられたようなもんなんだよ。言葉は交わせないけど、みんな恩人で、大切な友達なんだ」
ジェドを見つめ返すシモンの目に、抜け目のない光が宿る。
「獣騎士って、戦闘獣の面倒もみれるプロみたいなもんなんだろう? それなら、狼の方も助けてくれるんだよね?」
「回復に向かわせられるかは、状態にもよります」
相手が利口であるのを察して、コーマックが事実を述べた。
「僕らは動物の専門医ではありません。そして白獣の治癒方法は、一般的な肉食獣とは異なるところも多くあります」
白獣によく使われる治療方法。
それは魔力を繋げて、白獣自身が持つ治癒能力などを引き上げるやり方だ。
リズは、幼獣が誘拐された一件でそれを聞いていた。大人の白獣にも適用する方法だという。
唯一、全ての白獣と魔力を繋げられるグレイソン伯爵。山で発見した負傷の白獣については、その獣騎士団長であるジェドが治療をするのだとか。
それを知らないシモンは、疑問を抱いた顔だった。
「保護した狼については応急処置をしたのち、獣騎士団協力機関として名を連ねてくれている専門動物医への委託は可能です」