平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
リズは、躊躇なく『偉そう』と言った下りに緊張感が飛びかけた。
ジェドの口から「あ?」と低い声がこぼれ落ちる。怖いもの知らずなのかと、トナーたちもざわついた。
「お前、すげぇなぁ」
「ぶっ。確かにあたってる」
「笑い事じゃねぇよ……つか、団長の黒いオーラをものともしていないな」
「生意気さが勝る年頃って、ほんと最強だよなぁ」
自由奔放で好き勝手な部下たちだ。最後のぼやきを聞いたコーマックも、思う顔だった。
「とにかく、取引きだ」
シモンが気を取り直したように告げた。
「山狼も元気になるんだろ?」
「亡霊をどうにかすれば、元気は戻るだろうな。魔力を無理やり持たされて使わされている状態だから、身体にダメージがきているだけだろう。お前と同じだ」
「ふうん。よく分かんないけど、亡霊ってそうなのか。なら、」
その時、リズはハッとして彼の肩を掴んだ。シモンが驚いたように灰青色の目を向ける。
「なんだよお姉さん、いきなりでびっくりするじゃん」
「違うのよ。魔力を繋げられるのは、白獣だけなの」
「え?」
「この国で、魔力を持っているのは白獣だけなのよ。意志を心の中で伝えられて〝空だって飛べる〟のは、あなたが魔力を繋げているせいなの」
リズの手を、シモンがふらりと払う。
ジェドの口から「あ?」と低い声がこぼれ落ちる。怖いもの知らずなのかと、トナーたちもざわついた。
「お前、すげぇなぁ」
「ぶっ。確かにあたってる」
「笑い事じゃねぇよ……つか、団長の黒いオーラをものともしていないな」
「生意気さが勝る年頃って、ほんと最強だよなぁ」
自由奔放で好き勝手な部下たちだ。最後のぼやきを聞いたコーマックも、思う顔だった。
「とにかく、取引きだ」
シモンが気を取り直したように告げた。
「山狼も元気になるんだろ?」
「亡霊をどうにかすれば、元気は戻るだろうな。魔力を無理やり持たされて使わされている状態だから、身体にダメージがきているだけだろう。お前と同じだ」
「ふうん。よく分かんないけど、亡霊ってそうなのか。なら、」
その時、リズはハッとして彼の肩を掴んだ。シモンが驚いたように灰青色の目を向ける。
「なんだよお姉さん、いきなりでびっくりするじゃん」
「違うのよ。魔力を繋げられるのは、白獣だけなの」
「え?」
「この国で、魔力を持っているのは白獣だけなのよ。意志を心の中で伝えられて〝空だって飛べる〟のは、あなたが魔力を繋げているせいなの」
リズの手を、シモンがふらりと払う。