平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
その時、不意に亡霊が吠えるように頭を上げ、口を開いた。
「は……?」
その口元に黒い光が集まり出しているのを見て、つい、ジェドが珍しい呆け声をもらした。
まるで魔法の一部を見せられているみたいな光景だった。
リズたちが動けないでいると、黒い光の玉になったものが、突如カルロへ向けて放たれた。
それはガッと音を立ててカルロの額にあたる。
「カルロ!」
衝撃でのけぞったカルロに、リズは悲鳴を上げた。エリーや他の相棒獣たちも、慌てた様子で近付こうとした。
その時――。
《問題、ない》
カルロが、額の衝撃の余韻を振り払うように首を振った。
亡霊とは違う凛々しい雰囲気のある低い声。相棒獣たちがぴたりと止まる中、シモンが「は」と言い、リズは目を丸くする。
「もしかして、カルロの声なの……?」
見守るジェドたちを代表して、慎重に尋ねた。
《あの白獣の魔力で、少しの間、声を受けただけだ》
「そんなことができるのか? 馬鹿な」
《あれは珍しいケースだが、できる白獣も、いる》
慣れない様子で〝音〟を発して、カルロがジェドに答えた。
ほんの僅かの間、考え込んだジェドが力強く亡霊を見据えた。
「そうか。お前がそう言うのなら、そうなんだろう」
それを聞いたカルロが、くっと口角を引き上げる。
《さすがは、俺の相棒だ》
「は……?」
その口元に黒い光が集まり出しているのを見て、つい、ジェドが珍しい呆け声をもらした。
まるで魔法の一部を見せられているみたいな光景だった。
リズたちが動けないでいると、黒い光の玉になったものが、突如カルロへ向けて放たれた。
それはガッと音を立ててカルロの額にあたる。
「カルロ!」
衝撃でのけぞったカルロに、リズは悲鳴を上げた。エリーや他の相棒獣たちも、慌てた様子で近付こうとした。
その時――。
《問題、ない》
カルロが、額の衝撃の余韻を振り払うように首を振った。
亡霊とは違う凛々しい雰囲気のある低い声。相棒獣たちがぴたりと止まる中、シモンが「は」と言い、リズは目を丸くする。
「もしかして、カルロの声なの……?」
見守るジェドたちを代表して、慎重に尋ねた。
《あの白獣の魔力で、少しの間、声を受けただけだ》
「そんなことができるのか? 馬鹿な」
《あれは珍しいケースだが、できる白獣も、いる》
慣れない様子で〝音〟を発して、カルロがジェドに答えた。
ほんの僅かの間、考え込んだジェドが力強く亡霊を見据えた。
「そうか。お前がそう言うのなら、そうなんだろう」
それを聞いたカルロが、くっと口角を引き上げる。
《さすがは、俺の相棒だ》