平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
それを目に留め、ジェドが尋ねる。
「他にも用件がありそうだな?」
「もしよろしければ、そのあとに少し我が屋敷で休憩していきませんか? 町で手配された馬車の方にも、知らせを出しておきますから」
すでにリズたちの馬車についても、場所を特定してある状況のようだ。
別邸であれば、カルロたちを休ませることも可能だろう。馬車に世話用の荷物も乗っていた。
――そういうことで、彼の馬車で移動することになった。
移動時間も大幅に短縮でき、あっという間に残りの被害現場も確認することができた。
どれも、最初の現場と同じく破損が目立った。
とても大きな獣に破壊されたような惨状だった。まるで人の全てを嫌って、人間の匂いがついている扉や塀をくいちぎった、みたいに。
「ふふっ。まるで怨みでも買ったみたいでしょう?」
リズが抱いた感想を、ベルベネット子爵が楽しげに言った。
別邸にも近い距離だというのに、面白がっているのが分からない。思えば彼は、事件が発生し続けているのに本邸に移動していない。
「恐ろしくはないんですか……?」
「まさか。もしかしたら戦闘獣と呼ばれている今の白獣が、人間の敵だった大昔にあった光景だと思ったら、面白いです」
思わずジェドが、あきれ返ったように息を吐く。
「気楽なもんだな」
「珍しいタイプの人、ではあるかと思います」
コーマックは控えめに感想した。
「他にも用件がありそうだな?」
「もしよろしければ、そのあとに少し我が屋敷で休憩していきませんか? 町で手配された馬車の方にも、知らせを出しておきますから」
すでにリズたちの馬車についても、場所を特定してある状況のようだ。
別邸であれば、カルロたちを休ませることも可能だろう。馬車に世話用の荷物も乗っていた。
――そういうことで、彼の馬車で移動することになった。
移動時間も大幅に短縮でき、あっという間に残りの被害現場も確認することができた。
どれも、最初の現場と同じく破損が目立った。
とても大きな獣に破壊されたような惨状だった。まるで人の全てを嫌って、人間の匂いがついている扉や塀をくいちぎった、みたいに。
「ふふっ。まるで怨みでも買ったみたいでしょう?」
リズが抱いた感想を、ベルベネット子爵が楽しげに言った。
別邸にも近い距離だというのに、面白がっているのが分からない。思えば彼は、事件が発生し続けているのに本邸に移動していない。
「恐ろしくはないんですか……?」
「まさか。もしかしたら戦闘獣と呼ばれている今の白獣が、人間の敵だった大昔にあった光景だと思ったら、面白いです」
思わずジェドが、あきれ返ったように息を吐く。
「気楽なもんだな」
「珍しいタイプの人、ではあるかと思います」
コーマックは控えめに感想した。