天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
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「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・。」
「「「「「「「・・・・・。」」」」」」」
「「「・・・・・・・。」」」
送迎バスに乗り込んで、
あっという間にいなくなった享令高校・・。
・・静寂に包まれるグラウンド・・。
輪になって整列するウチらの前で・・
沈痛な表情を浮かべる教頭先生と・・
・・・無表情の阿部先生・・。
「お疲れ様でした。
怪我はありませんでしたか?
・・・・・悔しかったでしょうね。」
「「「「「「「・・・・・。」」」」」」」
「「「・・・・・・・。」」」
変態の口から最初に出た言葉は・・
ウチらを罵倒するものでもなくて・・
ドヤっとした優越感でもなくて・・
初めて・・
鳥肌が立たない優しさに包まれた・・
みんなを・・労う言葉だった・・・。
「今日はゆっくり休んでください。
僕からは以上です。
・・・教頭は何かありますか?」
「え・・いや・・いやいや・・無いです。」
「では解散してください。」