【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



 薄いオレンジ色のライトのついたベッドの下で、光星さんはカバンの中から小さな箱を取り出した。 その箱の中には、小さなダイヤの付いた指輪が入っていた。

「……え、これっ……」

 これってもしかして……。

「結婚指輪だ。……受け取ってくれないか?」

「えっ……。本当に……?」

 わたしのために、指輪を用意してくれたの……?

「本当だ。……本当は今日、莉沙にこれを渡すつもりでいたんだ」

 光星さんは、ちょっとだけ恥ずかしそうにそう言っていた。

「光星さん……。ありがとうございます。すごくすごく、嬉しい……」

「受け取ってくれるか?」

「……はい。もちろんです」

 わたしは光星さんから、指輪を受け取った。小さなダイヤの付いた指輪はとてもキレイで、キラキラしていて、美しかった。

「キレイ……。すごく、キレイ……」

 眺めるだけで涙が出そうになって、本当に美しさに見惚れてしまいそうになる。

「莉沙、すごく似合ってる」

「……ありがとう、光星さん」
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