風になびく君の髪





それにしても……


「何しに来たんだ?」


湯山の目的を知るために俺は聞く


そもそも1人で俺ん家に来るのはなんなんだ?



「あーそんな大した用事じゃないよ
デートでもしようかと思っただけ」


「はあ?なんで俺とお前となんだよ」


「いいじゃん、光井に言いたいことあるしさ」


「今言え」


「あんた、乙女に言わせるタイミング決めさせないわけ?」


「うるせー」


何を考えてんのかはわからないけどどうせろくな事じゃないだろうと思う


「じゃあ今は言わない方向で」


湯山は人差し指を鼻の方に持っていきウィンクをする


仕草までやかましい湯山は俺に近づいてくる


「じゃあ今日のデートの代わりに少し散歩でもしない?」


なんなんだよこいつ


……まああと2時間あるしいっか





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