風になびく君の髪





俺は今まで溜めていたひまわりとの出来事を全部言う


「二宮さんが俺の家に来た時に
ちょっとひまわりの癇に障ること言っちゃって
そこから学校でちゃんと理由を聞こうと思ったんだけど逆にひまわりの言葉にムカついちゃって
そこから俺も色々言い返したら
ビンタされた」


「え!?あのひまわりが?」


誰もが驚くことだと思う


ひまわりは人に怒りをぶつけないしビンタをするなんて以ての外だ



「光井、よっぽどひどいこと言ったんだね」


「それは本当に反省してるよ」


なんで怒られたかはわかる


でも、あのひまわりが怒る理由はわからない


いっそ手島みたいに感情むき出しで常に怒っててくれればいつもの事で済むのにな







「で?嫌われたから遥香とデートに行くの?」


「そ、そんなんじゃねーよ!
ひまわりに謝るために花を買うだけだから!」


「謝る気はあんのね」


「当たり前だろ」



俺とひまわりはこういうことがない限り1日も顔を合わさないことなんてなかったんだぞ


休みの日でもひまわりは俺の家に来てたし


中学校でもいつも一緒だった


だからこそこの1ヶ月間は俺にとっては非日常的だったんだ


毎日ひまわりの髪をセットして


毎日ひまわりは喜んでくれていた


ひまわりが居ないと……



俺はこんなにも孤独を感じるのか



水瀬や湯山が気にかけてくれるけど


今はひまわりの事で頭がいっぱいだ





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