幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
3人と話しながら歩いていくと、ある店に目が止まった。



「あ、りんご飴…」



それは、真っ赤なりんごに飴がコーティングされた綺麗なりんご飴。



小さい頃、お祭りに来てはよく食べていた気がする。



でも、大きすぎて私一人では食べきれないのが難点。



「ほんとだ。雫、りんご飴好きだったよね?買ってこようよ」



私の好みを覚えている結弦は私の袖を引っ張ってすかさず行こうとするけれど、なんとか止まった。



「いいよ、どうせ食べきれないし。みんなはりんご飴なんて食べないでしょ?だから大丈夫…」



そうそう、私一人のために並ばなくても…。



自分で言いながら納得していると、千夏が振り返った。



「え、私もりんご飴食べたいなぁ…!ねぇ?影野くん」



「うん、久しぶりにいいね。今は小さいサイズも売ってるんじゃない?たぶん」
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