死なないあたしの恋物語
☆☆☆
4月5日。
今日は渡中学校の始業式だ。
グラウンドに張り出されたクラス表を確認すると、あたしは2年B組だった。
今回も2人の親友が同じクラスにいる。
1人は真夏みたいにパッと明るい性格をした子で、もう1人は綾みたいに読書家な子だった。
あたしははやる気持ちを抑えながら昇降口で靴を履き替え、階段へ向かう。
3年生は1階に教室があるから、そちらへ流れていく生徒たちへ思わず視線を向けた。
見知った顔がちらほらと見えて、その中に綾と真夏の姿を見つけた。
「あっ」
思わず声を上げて立ち止まる。
2人もあたしの声が聞こえたようで振り向いた。
一瞬視線がぶつかる。
もしかして……?
そう思ったが、2人は互いに目を見交わせて首をかしげ、歩き出した。
……そうだよね。
一瞬記憶が残っているのかと思って期待したけれど、そんなことはない。
だって、あたしが2人の記憶を消してしまったのだから。
4月5日。
今日は渡中学校の始業式だ。
グラウンドに張り出されたクラス表を確認すると、あたしは2年B組だった。
今回も2人の親友が同じクラスにいる。
1人は真夏みたいにパッと明るい性格をした子で、もう1人は綾みたいに読書家な子だった。
あたしははやる気持ちを抑えながら昇降口で靴を履き替え、階段へ向かう。
3年生は1階に教室があるから、そちらへ流れていく生徒たちへ思わず視線を向けた。
見知った顔がちらほらと見えて、その中に綾と真夏の姿を見つけた。
「あっ」
思わず声を上げて立ち止まる。
2人もあたしの声が聞こえたようで振り向いた。
一瞬視線がぶつかる。
もしかして……?
そう思ったが、2人は互いに目を見交わせて首をかしげ、歩き出した。
……そうだよね。
一瞬記憶が残っているのかと思って期待したけれど、そんなことはない。
だって、あたしが2人の記憶を消してしまったのだから。