死なないあたしの恋物語
あたしは2年生のクラスへ向かって歩き出した。
階段を沢山の生徒たちに混ざって歩いていく。
1年前の始業式の日、あたしはここでこけそうになり、洋人君に助けてくれたのだ。
だけど、もうそういうことは起こらないのだ。
1年学年が違えば出会うことも難しくなるだろう。
それでもあたしたちはまだであって、恋をすると約束した。
だからあたしはもう1度2年生をするためにこの中学校に入学したのだ。
今年の2年生たちは元気な子が多いようで、みんなが階段を駆け上がっていく。
ひとり歩いて階段を上がっていたあたしに男子生徒が後ろからぶつかってきた。
「キャッ!?」
体のバランスが崩れて、足が段を踏み外す。
今度こそ、落ちる……!
何度も繰り返す自分のドジさに呆れる暇もなく、視界がグラリと揺れる。
地面が見えた瞬間ギュッと目を閉じて衝撃に備えたが、いつまで待っても痛みは襲ってこなかった。
そっと目を開けてみると、あたしの体を抱きとめるようにして倒れている男子生徒がいた。
「大丈夫?」
その人は顔をしかめてあたしを見る。
「あ、え……」
驚きのあまり返事ができずに硬直してしまう。
落下したあたしを抱きとめてくれたのは、洋人君だったのだから。
階段を沢山の生徒たちに混ざって歩いていく。
1年前の始業式の日、あたしはここでこけそうになり、洋人君に助けてくれたのだ。
だけど、もうそういうことは起こらないのだ。
1年学年が違えば出会うことも難しくなるだろう。
それでもあたしたちはまだであって、恋をすると約束した。
だからあたしはもう1度2年生をするためにこの中学校に入学したのだ。
今年の2年生たちは元気な子が多いようで、みんなが階段を駆け上がっていく。
ひとり歩いて階段を上がっていたあたしに男子生徒が後ろからぶつかってきた。
「キャッ!?」
体のバランスが崩れて、足が段を踏み外す。
今度こそ、落ちる……!
何度も繰り返す自分のドジさに呆れる暇もなく、視界がグラリと揺れる。
地面が見えた瞬間ギュッと目を閉じて衝撃に備えたが、いつまで待っても痛みは襲ってこなかった。
そっと目を開けてみると、あたしの体を抱きとめるようにして倒れている男子生徒がいた。
「大丈夫?」
その人は顔をしかめてあたしを見る。
「あ、え……」
驚きのあまり返事ができずに硬直してしまう。
落下したあたしを抱きとめてくれたのは、洋人君だったのだから。