【完】嘘から始まる初恋ウェディング
そもそも原作の大ファンであり、昔公開された洋画の映画版にもいたく感動をした。 それが舞台化すると決まって、数か月前から心待ちにしていた。
キャストも若手の俳優陣で固められており、公演前から話題の舞台だ。
観劇した感想を一言で言えば’最高’だった。
そもそもロミオとジュリエットはシェイクスピアの代表作で、設定も台詞のひとつひとつがロマンチックな物語りである。
舞台ならではの生の迫力も相まって、公演中延々と涙は止まらなかった。 舞台に夢中になりながらも隣に居た白鳥さんの横顔をちらりと盗み見すると、真剣な表情をしていた。
そして私の涙に気が付くと、さり気なくハンカチを差し出してきた。 絶対に泣くであろうと思っていた。 バックの中に自分でハンカチは忍ばせていたが、嬉しくて彼の手からそっとハンカチを受け取る。
仇敵同士の家元。
しかし、娘や息子であるジュリエットとロミオは互いに一目惚れをする。
だが、二人の過酷な運命により離れ離れにさせられてしまう。
様ざまな困難が二人を襲い、駆け落ちをしようとするが
最終的には、ジュリエットの死んだと思ったロミオは自殺してしまう。 そのロミオの後を追い、目覚めたジュリエットも最終的には死んでしまうのだ。