【完】嘘から始まる初恋ウェディング
そこまで言ったのに、ルナは一切怯む様子もなく自分の身を俺の方へ預けてきた。
「嘘なんてついていないわ…! 確かにほっくんは幼馴染だけれど、昔からよくしてくれた事もあった。でも兄弟みたいな存在で、彼を男性として見た事なんかないわ…
私は白鳥さんが好きなんです。 白鳥さん以外嫌なんです……」
柔らかい胸が、体に押し付けられ、シャンプーの甘い香りが鼻を掠めてクラクラと目眩がする。
ぷつんと何かが切れていく音が自分の中でした。
勝手に自分の感情を押し付けて、こんな夜更けに男の部屋に無防備に転がり込んで
何をされたって文句のひとつ言えたもんじゃない。 細く折れそうなルナの腕を思いっきり掴んで、そのままベッドの中央に叩きつけた。
「白鳥…さん…?」
何が起こったか分からないといった表情を浮かべたルナは、酷く困惑していた。
そのルナの上にゆっくりと馬乗りになって、片手で両手を拘束し、足の間に自分の足を入れる。
ベッドの上ジタバタしていたけれど、お前が俺に力で敵う訳ない。 男の部屋に入ってくるって意味をもう少し理解しろ。
ちょっとした脅しのつもりだった。
「何をなさるの…?」