【完】嘘から始まる初恋ウェディング
「俺の事が好きだのあーだこーだほざいてた癖に、父親の前でははっきり言わなかった…。
嫌ではないですけど、とか思わせぶりな事を言ってたな?」
「そ、それは…なんて返したらいいか分からなかったんですもの…。
突然婚約なんて言われて、ほっくんを連れてきて…
白鳥さん…はな…して…」
「嫌だね。」
「どうしてこんな意地悪をするんですの…?」
ルナの大きな瞳に、大きな涙の粒が溜まっていた。
顔を紅潮させて、困った様に眉毛を下げて唇を噛みしめる。 体のありとあらゆる場所が震えていた。
それでも、俺の手はルナの衣類の中に侵入していって、自分の中に溜まりに溜まった欲望を押さえる事は出来なかった。
少しだけ、男の怖さを知った方が良い。 そんな脅しのつもりだったはずなのに。
「意地悪だぁ?ふざけんな。 男の部屋にのこのこやって来たのは、お前の方だろ?
俺が散々我慢してきたっつーのに、そんな無防備な格好でやって来て……
お前は知らねぇかもしんねーけど、男は皆こうなんだよ。 女が目の前に居れば、気持ちがなくったって抱ける。
俺はお前が思っているような男じゃない」