【完】嘘から始まる初恋ウェディング

「ルナちゃん、本当に来てくれたのね。びっくりしたあ~ッ!」

「突然のご予約申し訳ありません…」

「いえいえ、全然嬉しいし。それにしてもナイスタイミング。ちょうどニ時からのお客さんの予約がキャンセルになってたの。
もう一度ルナちゃんに会いたかったから嬉しいわ!」

ハキハキと喋り、サバサバとした人。
私とは全然違う、この人こそが大人の女性だ。

今日の実悠さんは栗色のウェーブのかかった長い髪を後ろでひとつにくくっていた。

ただのポニーテールではない。前髪を上げて、彼女のくっきりとした日本人離れしている美しい顔は露出されている。

ふわふわして少し緩い、大人ファミニンな印象が残る大人ぽい髪型だった。 シンプルな白いシャツとスキニーのジーンズなのに、スタイルの良い彼女にはよく似合っていて、耳からは大きなゴールドのピアスがアクセントになっている。
 
ついつい恥ずかしくて俯いてしまいたくなる。 実悠さんに比べて、私ってなんて子供っぽいんだろう。 今日もふわふわのワンピースだ。 だって身長の低い私にはすっきりとしたスキニーは絶対に似合わない。

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