【完】嘘から始まる初恋ウェディング
強く腕を振り払われた父は、その場で大きく尻もちをついた。
そして白鳥さんを強く睨む。 それでも彼は、私の手を離さなかった。
「白鳥くん…君はまさか…」
「文句があるなら後々聞く。 でもこいつはもう俺のもんだ。」
「お、お、お、俺の物とはどういう意味だ?!ッおい、ルナ一体どういう事だ?!
ま、ま、まさかお前の好きな男というのはッ……」
「お父様、ごめんなさい…。 私、白鳥さんが好きなんです!彼と以外結婚する気はありません!」
「そ、そんなの許せるかあーッ!!!」
「お父様に許されなくっても、私は行きますわ!」
掴まれた手の先で、白鳥さんが不敵に笑っている。
ほら、また世界がぱあっと一段と明るく見えた。
まるで駆け落ち。ロマンチックなラブストーリー。 手を取り走り出した世界。目に映る王子様は、ちょっぴり理想とは違っていたけれど
あなたはやっぱり私が待ち望んでいたロミオ、そのものだもの。