【完】嘘から始まる初恋ウェディング

「いいんです…!白鳥さんは大切なお客様でもあるんですもの。
お湯加減は丁度良かったですか?」

「えぇ、とても気持ち良かったです。 それにしても立派なお風呂ですねぇ」

一流ホテルの風呂かと思って、全然落ち着かなかった。 ピンクの入浴剤からは甘ったるい匂いがして、温まるはずに入ったお風呂のはずなのに、ざわりと寒気がした。

「白鳥さんが喜んでくれて、私も嬉しいですわ…。
あの、私今からお風呂に入って来るのですが…30分後、時間ありますか?
良かったら、私の部屋に来ませんか?」

「時間…ですか?」

「えぇ!ジュリエットがとても白鳥さんを気に入ったようですわ…!
白鳥さんも動物がとてもお好きだと言っていたので、もしよろしかったらジュリエットと遊んであげてくれませんか?」

ルナの頬は、さっきまで入っていたお風呂の色と一緒、ほんのりピンクだ。
そして少しだけ下を向き、もじもじしながら体を小刻みに揺らす。

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