癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
真夜中になっていた為、ロエル達は、すぐに城の客間に案内された。

ロエル達には、部屋が二つ用意された。水の国、土の国が既に来客用の貴賓室を使っている為、残りの貴賓室は二部屋だった。
ロエル、ソフィア、ハリス、シルバーが、一つの部屋に集まっていた。

そして、ロエルとハリスが立ったまま部屋割りで揉めていた。

「ソフィア様で1室。男3人で1室使いましょう!」

「ダメだ。ソフィアを一人には出来ない!危険だ!俺とソフィアで1部屋使う。」

「ロエルと同じ部屋の方が危険なんだよ!」

「こんな状況下で手を出すわけなんてないだろう!」

と、ロエルとハリスが言い争っていると、横からシルバーが、

「お二人とも静かに。」

と、落ち着いた声で言った。見ると長椅子で、ソフィアが眠っていた。シルバーはソフィアを見つめながら、

「今日はいろんな事がありましたから、ソフィア様も相当お疲れになっているのでしょう。」

と、言った。

ソフィアの寝顔は天使のように純粋で女神のように美しく、ロエルとハリスは黙り込んだ。続けてシルバーが、二人に向かって、

「私とハリス殿は隣の部屋で休みます。もし、ソフィア様の悲鳴が聞こえたら、壁をぶち破ってすぐに参上します。ハリス殿、いいですね?」

と言うと、ハリスは渋々了承し、シルバーとハリスは隣の部屋へ移動した。
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