癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
ファイアウォール城

帰国の途に着くと、ロエルが指示を出し、疲れているソフィアに湯浴みをさせ、仮眠を取るよう促した。

その間、ロエルは、城を開けていた分、仕事が溜まっていたようで、執務室にこもりきりだった。

夜になった。夕食の時にもロエルには会えず、結局、城に戻ってきてから、ソフィアはロエルに会えていなかった。
部屋で寝る準備をしながら、アンがソフィアに話しかける。

「本当にソフィア様がご無事で良かったです。」

「ありがとう。心配かけてごめんなさい。」

「本当に。魔女の城から風の国に行ったって連絡をもらった時は、本当にびっくりしましたよ!」

「実は私もびっくりしてたのよ。」

と、ソフィアはいたずらっぽく笑った。
二人の笑い声が重なった時、

コンコンコン

と、ソフィアの部屋の扉がノックされた。

アンが扉を開けると、ロエルが立っていた。
ロエルはもう軍服は着ておらず、いつものラフな服に着替えていた。

「ロエル!」

ソフィアが嬉しそうに声をあげた。

「少しいいかい?」

と、ロエルが聞いてきた。

「もちろん!」

と、ソフィアが返事をすると、アンが

「では、私はこれで失礼致します。お休みなさいませ。」

と、言って部屋を出て行った。
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