癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
「ロズウェル王~!!」

「ソフィア様~!!」

「ワー!!」

二人がバルコニーに姿を表すと、国民達から大歓声が上がった。想像以上の人の多さにソフィアは一瞬尻込みをしたが、練習の通り笑顔で手を振った。多くの国民が、笑顔でソフィアを歓迎してくれている。鳴り止まぬ拍手にソフィアは嬉しさが込み上げてきた。その拍手が、次第に手拍子に変わり、国民達が、

「キッス!キッス!キッス!」

と、大合唱し始めた。


「え?」

ソフィアは予定外のことに驚き、ロエルを見ると、

「国民達の願いを叶えるのも俺の仕事だ。」

と言って、腰に添えていた手でソフィアを引き寄せると、そのままソフィアに口づけした。

「ワー!!」

ポンポンポンポンバーン!

と、大きな音が鳴り響いた。二人の結婚を祝う為に、リンデルが魔法で大きな花火を何発も打ち上げ、たくさんの花びらを空から降らせた。さらに大歓声が上がり、手拍子が拍手に変わった。ロエルとソフィアは微笑み合ってから、祝ってくれる国民達に、再び手を振り続けた。


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