自信のない恋に優しい愛
「いつも俺を支えてくれる穂乃香を、俺も同じように支えたい。この先続く人生を穂乃香と一緒に歩いていきたいから……どうか俺と結婚して欲しい」
彼の言葉に涙が込み上げてくる。
圭介こそがいつも自信の持てない私を急かさず、ずっと見守って支えてくれていたのに。
どうしても自分を好きになれなかった私に、優しい愛をくれた彼を幸せにしたい。
これから先は圭介に幸せでいてもらえるように頑張ろう。
「……はい」
強い決意とは逆に、小さな掠れた声でしか返事ができない。
それでもなんとか伝わるように何度も頷いて花束を受け取った私を、圭介は引き寄せてキスをした。
「愛してる」
彼は真っ赤になって固まった私の耳元で甘く囁くと、もう一度キスをした。
そしてもう一度。
今さらながら、この状況を――オープンな愛情表現を爆発させた彼にどうすればいいのかわからない。
恥ずかしくて苦笑いしかできない私に、圭介は更にもう一度キスをした。
私は今とても幸せで、彼にも幸せになってもらいたい。
けど、頑張るのは明日からで、ひとまず今はここから逃げ出してもいいよね?
できればダッシュで!!


