訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
早速用意しようと立ち上がろうとしたら
栞にギュッと抱き締められる

「栞?」

栞は耳元で

「蓮は、私が護る」
「…フッ、私情は挟まないんじゃないのか?」
「蓮の彼女として感情的に動くのは許されないけど…」

栞が少し離れ

「桜井組に属する鷹にとって組員を護るのは当然の事
 仮組員なら尚更、色んな危険から護るのは当たり前
 私情は挟んでないよ?」

首をコテン…と傾け、ニコッと微笑む
そんなのを見たら、抑えられる筈もなく…

気付いた時には朝を迎えてて、慌ててスーツを用意した
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