訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
翌日
今日の栞は、どっかのお嬢様かって見える服を着てる
俺も今日はタキシードだ
昼間はダンスレッスン、テーブルマナーとかのチェック
夕方になり車を運転して着いたのはパーティー会場
今回のクライアントは海外の上流階級に位置する人で
お互いにこのパーティーに招待されてるから、話もここでとなったらしい
会場に入った直後から色んな人達に囲まれ
ケイはニコッと笑顔、栞も営業スマイルで対応してる
そこに

「ケイ!久し振りだな!」

髭を生やした大柄の外人が近寄ってくる

「ゲルドさん、お久し振りです」
「お前が日本に来て、このパーティーにも来ると聞いた時は驚いたよ!
 ところで、隣の彼女は、もしかして?」

ケイが栞の腰を抱き

「お察しの通り、俺の婚約者です」
「初めまして、シズクと申します」
「ゲルドだ!これからもケイを頼むぞ!」
「はい。微力ながら、しっかり支えてさせて頂きます」
「うむ!ではまたな!」

その後も栞は、ケイの婚約者だと愛想を振り撒いた

< 34 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop