訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
「昨日のパーティー会場の外で、君とケイの婚約者が忽然と姿を消したところをね」
「!」
「ケイが出席すると知って、私も招待状を手に入れたんだよ
そしてケイと一緒にいる君等が外に出るのを見て、遠目に後を付けていたら
君等は立ち止まって、その場で消えてしまった
あの時は流石に驚いたよ」
「…っ」
まさか、見られてたなんて…っ
「かなり遠くで見てたし、気配を消すのが上手い部下が多くてね
殺気も無いから全然気付かなかっただろ?
…にしても」
ジョン・ネーガーは俺の顔をマジマジと見る
「不思議な事に、君と彼女の顔が覚えれない
パーティーではケイが一緒にいたから後を付けたが…」
栞の力が効いてる
「あ、そうだ。もう1つ聞きたい事がある
一緒にいた彼女は、ケイの婚約者だと言ってたが…、君の彼女じゃないのか?」
「!?」
「あそこから君等を連れ出す時、ケイは君等と少し離れた所で眠っていたが
君と彼女は向かい合って眠っていた
そして…」
ジョン・ネーガーが自分の指を見せ
「ペアのアクセサリーを着けている」
「…」
「さて、何故君にこんなに長々と話をしてるのか
疑問に思わないかい?」
「…」