訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事part2〜
見渡せば部屋中穴だらけだ

「ハハハッ!こんだけ避けられるのは初めてだ!」

高揚してる栞さんの額や頰、体からブシュッ!と血が飛び散る

「!?」

力が暴走して血管がっ
早く止めないとっ…!
すると、グンッ!と体が何かに捕まり、動けなくなる
栞さんを見れば、片手が俺を挟む様な形になってる

「お前凄いな、怯えもしないでバケモノの攻撃を避けてられるんなんて
 逃げ足も速いから思わず捕まえちまった」
「違う」
「あ?」
「違う!」
「何がだよ?」
「栞さんはバケモノなんかじゃない!」
「…ふん、言葉ではどうとでも言える。
 心ん中で怯えてんだよ、こんなバケモノと関わりたくないってなっ!!!」
「違うっ!違うっ!!違うっ!!!
 俺は貴女が桜井組に入ってから、ずっと支えてきたっ!
 確かに貴女には特別な力がある
 でも恐怖を感じたり怯えたりした事は無い!
 そんな小さな体で色んな事を受け止め、どんな事があっても前に進もうとしてる
 周りが、…貴女自身が何と言おうと、何があろうと…っ
 貴女が桜井組の影…鷹でいる限り、俺が支え続けるって決めたんだっ!!」
「…へぇ〜、なら」

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