エリートな彼の好きな女 ~ウブな秘書は恋愛をしたくないのです~



指輪の交換、誓いのキス。
滞りなく式を終え、そのまま披露宴が開始する。
私たちが選んだのは専門式場と言って、挙式、披露宴を専門とした施設だ。
チャペルから披露宴のためにホテルなどに移動する必要が無いのが利点。


挙式中、泣き通しだった兄。
両家顔合わせの時は母と兄が来たので、離婚後、久しぶりの再会の父と母。
父は後日改めて紹介という形をとったのだ。

最初こそぎこちなさげな空気を晒しだしていたけれど、式では私の両親として隣同士に座った二人。
披露宴では敢えて席を同じにしたのだけど、
どうやら蟠りは解けたようで、終始和やかなムードだった。

良かった。二人とも笑ってる。
私も嬉しくなった。




鴻上家と秋月家。
両家大集合すると結構な迫力になるものだ。
なんていったって、春希さんにはお兄様が二人、私にも兄が一人。
うーん。 男ばっかり。
私も春希さんも、お兄さんが増えたね。

友人代表スピーチをお願いした茉梨香は緊張で涙目になっていた。
それでも、満面の笑みで祝福してくれる。

『おめでとう』

今日一日でこれでもかってほどかけられた言葉。
幸福なことだから、何度言われても嬉しいのだ。

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