秘密で子育てしていたら、エリート外科医が極上パパになりました
「晴馬もかわいく撮れたけど、涼晴もいい感じに撮れてるよ」

私が携帯端末に写真を表示させると、涼晴は覗き込んでアレ?と首を傾げた。

「晴馬は当然かわいいが……俺も思ったよりひどくはないな」

「普通によく撮れてるでしょ?」

そこにあったのは、笑顔の親子写真。撮られていると意識しなかったせいか、自然な表情で写っている。

「病院のウェブサイトの写真もこれにしてもらったら?」

今、ウェブサイト上にひどい写真が載っていることを知っていた私は、からかってクスクス笑う。涼晴は赤面して「なんで知ってるんだよ……」と額に手を当てた。

「なんか涼晴、お父さんって顔してるね」

普段から凛々しく頼もしい彼だけれど、ふたりで写る姿はいっそう頼れる父親という感じがした。

「俺、晴馬といるとき、こんな顔してたんだな」

「自分の顔、好きになった?」

「……はは。これなら悪くないかも」

よかった。この先、たくさん写真を撮りたいから。

これまでは私が撮影者になって、晴馬がひとりの写真ばかり撮っていたけれど、これからは親子で写真に写ることができる。
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