秘密で子育てしていたら、エリート外科医が極上パパになりました
その日の夜、涼晴は初めて私が育児する様子を間近で見守っていた。

帰宅後、夕食を食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけをする。

今日の晴馬はたくさん遊んだ分、バギーの上や移動中の車内でもたくさんお昼寝をしてしまったから、なかなか寝付いてくれなくて大変だった。

寝かしつけが終わって、夕食の食器を洗い、すべてが片付く頃にはもう二十三時。

「ふたりでやる分には楽しいけれど、これを毎日ひとりでやると思うと大変だな」

涼晴は苦笑いしながら、育児についてそんな感想を漏らした。

「斗碧の帰宅が遅いときは、全部ひとりでやっていたんだろ?」

「当然」

「すごいな。俺じゃとても務まらない」

そう言って涼晴はソファに座って両手を広げた。どうやら甘やかしてくれるつもりみたいだ。

私は素直にその胸に飛び込み、目の前にあった彼の首筋にキスを落とす。

彼は私を膝の上に乗せて猫をかわいがるかのように撫で、抱擁とキスを返してくれる。

「それにしても斗碧は遅いな。休日もこんなに帰りが遅いのか?」

涼晴の言葉に、私は「あ」と声を漏らす。

「そういえば、お兄ちゃん、今日は帰ってくるつもりないって言ってた」

「は? どうして?」

「デートだって」

「で、デート……!?」
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