秘密で子育てしていたら、エリート外科医が極上パパになりました
「最近よく正座したりする? ここ、正座やしゃがんだりすると圧力のかかる場所なんだ」
ああ、と私は普段の生活を頭に思い浮かべる。晴馬と目線を合わせるために、しゃがむことが多いのだ。
一緒に遊んであげているときや、食事中、それからお風呂で体を洗ってあげたり、あがってから体を拭いたりするときも。以前の生活に比べたら、各段に正座をする機会が増えた。
「息子の世話をするときに、よくします」
「きっとそれだね。圧力や摩擦を受けて皮膚が弱っていたんだろう。ほんの小さな、軽いひび割れ程度の傷でも菌は入るから」
触診を終え、私は足をしまう。涼晴はパソコン上の電子カルテに所見を打ち込んだ。
「深刻な状態じゃないから大丈夫。抗生剤と塗り薬を使ってきちんと治療すれば、一、二週間でよくなるよ」
兄がホッと胸を撫で下ろす。その様子を見て、相変わらずだなぁと思ったのか、涼晴は苦笑した。
「それにしても、本当に過保護だな、斗碧は。どうせ無理やりついて来たんだろう? 茜音ちゃんだってもういい大人なんだから、病院くらい任せてあげればいいのに」
もっと言ってやってくださいと心の中で賛同する。
ああ、と私は普段の生活を頭に思い浮かべる。晴馬と目線を合わせるために、しゃがむことが多いのだ。
一緒に遊んであげているときや、食事中、それからお風呂で体を洗ってあげたり、あがってから体を拭いたりするときも。以前の生活に比べたら、各段に正座をする機会が増えた。
「息子の世話をするときに、よくします」
「きっとそれだね。圧力や摩擦を受けて皮膚が弱っていたんだろう。ほんの小さな、軽いひび割れ程度の傷でも菌は入るから」
触診を終え、私は足をしまう。涼晴はパソコン上の電子カルテに所見を打ち込んだ。
「深刻な状態じゃないから大丈夫。抗生剤と塗り薬を使ってきちんと治療すれば、一、二週間でよくなるよ」
兄がホッと胸を撫で下ろす。その様子を見て、相変わらずだなぁと思ったのか、涼晴は苦笑した。
「それにしても、本当に過保護だな、斗碧は。どうせ無理やりついて来たんだろう? 茜音ちゃんだってもういい大人なんだから、病院くらい任せてあげればいいのに」
もっと言ってやってくださいと心の中で賛同する。