内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
 祐奈を包む温かい腕に、ぎゅっと力が込められる。
 その力強さに励まされるように、祐奈はついにその言葉を口にした。
「私、あなたを愛しているの。ずっとずっと、愛していたの! 好きなの! 好き、大好き……!」
 頭に浮かぶありったけの愛の言葉を、祐奈はめちゃくちゃに彼にぶつける。
 大雅はそれを熱い胸で受け止めた。
「俺もだ、祐奈。誰がなんと言おうとも、たとえなにが起きようとも、俺は君のものだし、君も俺のものだ。俺と、祐奈と大和はずっと一緒だ」
 大きな手が涙に濡れた祐奈の頬を優しく、丁寧に拭う。
「祐奈、愛してるよ」
 大好きな彼の瞳、その真摯な色をジッと見つめて、祐奈の心が晴れてゆく。
 自分にとっての真実は、彼の口から出る言葉だけ。
 温かい彼の腕に抱かれながら祐奈はそう確信した。

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