内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
 大雅が一緒だと知ったら大和はどう思うだろう。
 きっと"すっ!"を連発して大はしゃぎするに違いない。
 そんな大和の様子が目に浮かび、祐奈の胸は温かくなる。もう今すぐにでも飛んで行きたい気分だった。
「大和、喜ぶだろなぁ。これからはずっと大雅と一緒にいられるんだもの」
 でもそこまで口にして、不意に祐奈は泣きそうになってしまう。
 こんな幸せな未来がまさか自分に訪れるなんて、思ってもみなかった。
 まだどこか夢の中にいるようで実感が湧かない。目を覚まして、やっぱり違いましたなんてことになりはしないかと、不安になるくらいだった。
「幸せすぎて、夢みたいね」
 涙をこらえて呟くと、祐奈を包む大雅の腕に、ギュッと力が込められる。
 少し苦しいくらいのその感触は、まるで祐奈にこの瞬間を現実だとおしえてくれているようだった。
「夢じゃないよ」
 優しい言葉を耳に感じて祐奈はそっと目を閉じた。

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