身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
もちろん柊吾が小高香波との見合いをOKし結婚を視野に入れていることや自分よりも小高香波と結婚した方が柊吾の将来に有益だと理解している。

小高香波は萩森家の一員であるだけでなく、好感度の高い優秀なアナウンサーだ。

いずれハギモリビールの幹部になるだろう柊吾が結婚するにはうってつけの相手だ。

かたや凛音はというと、特筆すべき技術を持たない会社員。

柊吾への想いだけでハギモリビールという一流企業に就職できたが、それも奇跡のようなもの。

両親は離婚し凛音は税理士の母親に引き取られたが、母は凛音の就職と同時に新たなパートナーと暮らし始めている。

凛音と母たちの関係は良好だが、互いの生活に踏み込むことなくそれぞれの暮らしを楽しんでいる。

父親とは瑠依の呼びかけで年に一度か二度顔を合わせる程度だ。

それも静かな高級レストランでの食事が多く、会話も弾まずただ食事を済ませるだけ。

瑠依がひとりで場を盛り上げようと頑張るが、ここ数年、いつも空回りしている状態だ。




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