身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
「なにこれヴィンテージ揃いでゾクゾクするんだけどー。このマンションといいワインといい、それに家具も家電も……。いつ来てもセレブ感ありありで圧倒される」
史緖は取り出したワイン片手に部屋を見回し感嘆のため息を吐く。
傷ひとつ許されない高価に違いない家具や絵があちこちにあり、どこを見ても驚かされる。
「うちの会社の給料でここまでゴージャスな暮らしができるとは思えない。株かなにかで儲けてるとか、あの見た目だから羽振りがいいマダムが面倒を見てる……はないか。だったら凛音をここに閉じ込めるわけないし」
「閉じ込めるって、大げさ。自由に出かけてるし明日は会社にも行くのに」
「いや、そういう意味じゃないし」
凛音は塩焼きそばに酢を回しかけながら、史緖の言葉を聞き流す。
既に視線は塩焼きそばに釘づけで、デパ地下で買った惣菜も並べて箸を手にした。
「いただきます」
「え、凛音、それって二人前だよ。そんなにじゃぶじゃぶお酢をかけちゃったら私が食べられない」
「あ……ごめん。でも、お酢をかけてもおいしいから食べてみたら?」
「ううん、それはいい」
史緖は取り出したワイン片手に部屋を見回し感嘆のため息を吐く。
傷ひとつ許されない高価に違いない家具や絵があちこちにあり、どこを見ても驚かされる。
「うちの会社の給料でここまでゴージャスな暮らしができるとは思えない。株かなにかで儲けてるとか、あの見た目だから羽振りがいいマダムが面倒を見てる……はないか。だったら凛音をここに閉じ込めるわけないし」
「閉じ込めるって、大げさ。自由に出かけてるし明日は会社にも行くのに」
「いや、そういう意味じゃないし」
凛音は塩焼きそばに酢を回しかけながら、史緖の言葉を聞き流す。
既に視線は塩焼きそばに釘づけで、デパ地下で買った惣菜も並べて箸を手にした。
「いただきます」
「え、凛音、それって二人前だよ。そんなにじゃぶじゃぶお酢をかけちゃったら私が食べられない」
「あ……ごめん。でも、お酢をかけてもおいしいから食べてみたら?」
「ううん、それはいい」