身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
「史緖、心配してくれてありがとう。あ、赤ちゃんならもちろん産むよ」
「でも、あの男……壬生課長とはどうするの」
「うん……柊吾さんが帰ってくるまで二週間あるから、それまで考えてみる。もちろん、赤ちゃんのことはちゃんと話すから」
凛音は史緖の手を握り返し、安心させるように笑顔でうなずいた。
「でも……」
「平気平気。まだまだこれから史緖には頼るつもりなのに今からそんなじゃ息切れするよ。だから今日はひとまず帰って。わんちゃんたちも史緖の帰りを待ってるよ」
「それはそうだけど……」
「いいからいいから。今日は早めに寝て、明日はちゃんと会社に行くから」
「うん……」
史緖は凛音の言葉に納得しない顔を見せたものの、家で待つ子犬たちを思い出したのか急いで片付けを済ませると、何度も凛音の様子を確認し、帰って行った。
「……寂しい」
柊吾の家にひとりきり。初めてではないが、状況はこれまでとはまったく違う。
柊吾は自分以外の女性との結婚を決め、明日は家族に彼女を紹介するのだ。
その事実を思い出すたび目頭が熱くなる。
「でも、あの男……壬生課長とはどうするの」
「うん……柊吾さんが帰ってくるまで二週間あるから、それまで考えてみる。もちろん、赤ちゃんのことはちゃんと話すから」
凛音は史緖の手を握り返し、安心させるように笑顔でうなずいた。
「でも……」
「平気平気。まだまだこれから史緖には頼るつもりなのに今からそんなじゃ息切れするよ。だから今日はひとまず帰って。わんちゃんたちも史緖の帰りを待ってるよ」
「それはそうだけど……」
「いいからいいから。今日は早めに寝て、明日はちゃんと会社に行くから」
「うん……」
史緖は凛音の言葉に納得しない顔を見せたものの、家で待つ子犬たちを思い出したのか急いで片付けを済ませると、何度も凛音の様子を確認し、帰って行った。
「……寂しい」
柊吾の家にひとりきり。初めてではないが、状況はこれまでとはまったく違う。
柊吾は自分以外の女性との結婚を決め、明日は家族に彼女を紹介するのだ。
その事実を思い出すたび目頭が熱くなる。