身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
小高香波と一緒にいる柊吾に電話できるほど自分は強くないと思わず言いかけたが、仕事と言ってごまかした。
すると、スマホからふうっと息を吐き出す気配を感じる。
『……なんてな。俺は今日一日凛音が気になって仕方がなかったのに、凛音があまりにも平気そうで意地の悪いことを言ったな。悪い。それに、凛音が俺の仕事の邪魔にならないように我慢してるのもわかってる。ありがとな』
スマホから甘い言葉が次々届く。
表情が見えない分言葉に込められた想いの強さが伝わってきて、胸の奥がじんわりと温かくなっていく。
「あ……あの」
『本気で凛音を籠に入れてどこにでも連れて行きたい。今もここに凛音がいてほしいって考えて眠れそうにないし……ああ、もう。たった一日離れただけでこれだもんな。この先二週間、俺、大丈夫かな』
冗談交じりにそう言って笑う柊吾の言葉を聞いて、凛音は言葉を失った。
小高香波と一緒にいるはずなのに、どうして次々甘い言葉を言えるのかわからない。
これでは普段の柊吾とまるで変わらない。
『あ、曽我部はちゃんと塩焼きそばを届けたか?』
思い出したような柊吾の声に、凛音はそうだったと思い出す。
すると、スマホからふうっと息を吐き出す気配を感じる。
『……なんてな。俺は今日一日凛音が気になって仕方がなかったのに、凛音があまりにも平気そうで意地の悪いことを言ったな。悪い。それに、凛音が俺の仕事の邪魔にならないように我慢してるのもわかってる。ありがとな』
スマホから甘い言葉が次々届く。
表情が見えない分言葉に込められた想いの強さが伝わってきて、胸の奥がじんわりと温かくなっていく。
「あ……あの」
『本気で凛音を籠に入れてどこにでも連れて行きたい。今もここに凛音がいてほしいって考えて眠れそうにないし……ああ、もう。たった一日離れただけでこれだもんな。この先二週間、俺、大丈夫かな』
冗談交じりにそう言って笑う柊吾の言葉を聞いて、凛音は言葉を失った。
小高香波と一緒にいるはずなのに、どうして次々甘い言葉を言えるのかわからない。
これでは普段の柊吾とまるで変わらない。
『あ、曽我部はちゃんと塩焼きそばを届けたか?』
思い出したような柊吾の声に、凛音はそうだったと思い出す。