身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
「はいはい。じゃ、お先に入場させてもらうよ。あ、感動を呼ぶスピーチ、期待してろよ。柊吾がどれだけ岡崎さんに執着してどれだけ夢中なのか、事実をありのままに話すから」
「おいっ」
「じゃ、またのちほど」
瑞生は柊吾の鋭い声を聞き流し、係に案内され会場へと消えていった。
「なんなんだよ、スカウトとかアナウンサーとか……たしかに凛音ならありえそうだけど。俺が賛成するわけないだろ」
瑞生が消えた扉を睨みながら、柊吾は怒りが収まらないのかぶつぶつ言っている。
「社長の冗談ですよ。いつものことじゃないですか」
凛音は瑞生のからかいに本気で怒っている柊吾を見上げ、クスクス笑う。
ふたりとも妻に関してはかなり神経質で、それが一番の弱点なのだ。
「もしもスカウトされたらすぐに俺に言えよ。ただでさえ今日は凛音が妙な男に目をつけられないか心配してるのに、芸能界なんて論外だ」
「柊吾さん……私を買いかぶりすぎです。スカウトなんてあり得ませんから安心してください。いよいよ入場なのに、そんな怖い顔をしていたら、みなさんびっくりしますよ」
「おいっ」
「じゃ、またのちほど」
瑞生は柊吾の鋭い声を聞き流し、係に案内され会場へと消えていった。
「なんなんだよ、スカウトとかアナウンサーとか……たしかに凛音ならありえそうだけど。俺が賛成するわけないだろ」
瑞生が消えた扉を睨みながら、柊吾は怒りが収まらないのかぶつぶつ言っている。
「社長の冗談ですよ。いつものことじゃないですか」
凛音は瑞生のからかいに本気で怒っている柊吾を見上げ、クスクス笑う。
ふたりとも妻に関してはかなり神経質で、それが一番の弱点なのだ。
「もしもスカウトされたらすぐに俺に言えよ。ただでさえ今日は凛音が妙な男に目をつけられないか心配してるのに、芸能界なんて論外だ」
「柊吾さん……私を買いかぶりすぎです。スカウトなんてあり得ませんから安心してください。いよいよ入場なのに、そんな怖い顔をしていたら、みなさんびっくりしますよ」