身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
最近は届いた物を柊吾の家に持ち込みふたりでおいしくいただいているが、柊吾が見合いをするとなればそれも今後は無理かもしれない。
それどころか柊吾の家に行くことすら遠慮した方がいいのだろう。
凛音は再び湧き上がる切なさを振り切るように深呼吸を繰り返し、瑠依に簡単なお礼のメッセージを送った。
両親の離婚によって離れて暮らすようになった瑠依は、今では父親が代表を務める設計事務所で精力的に働くかたわら夫とふたりの娘との生活を楽しんでいる。
瑠依が柊吾を裏切り別の男性の子どもを妊娠したと知ったときは驚いたが、いつも自分のことは後回しで周囲への気配りを優先する瑠依が恋人を傷つけてまで自分の思いを優先したのだ。
よほどお腹の子どもの父親を愛しているのだと理解し、瑠依の決断を応援しようと決めた。
そのとき瑠依が守った命は無事に生まれ、今は元気に小学校に通っている。
もちろん瑠依の隣で柊吾に頭を下げていた男性は瑠依の夫となった。
「……仙台牛か。おいしそうだけど、食べられるかな」
メッセージとともに瑠依が送ってきた仙台牛の写真を見ながら、凛音は変わらず続く吐き気に顔をしかめた。
それどころか柊吾の家に行くことすら遠慮した方がいいのだろう。
凛音は再び湧き上がる切なさを振り切るように深呼吸を繰り返し、瑠依に簡単なお礼のメッセージを送った。
両親の離婚によって離れて暮らすようになった瑠依は、今では父親が代表を務める設計事務所で精力的に働くかたわら夫とふたりの娘との生活を楽しんでいる。
瑠依が柊吾を裏切り別の男性の子どもを妊娠したと知ったときは驚いたが、いつも自分のことは後回しで周囲への気配りを優先する瑠依が恋人を傷つけてまで自分の思いを優先したのだ。
よほどお腹の子どもの父親を愛しているのだと理解し、瑠依の決断を応援しようと決めた。
そのとき瑠依が守った命は無事に生まれ、今は元気に小学校に通っている。
もちろん瑠依の隣で柊吾に頭を下げていた男性は瑠依の夫となった。
「……仙台牛か。おいしそうだけど、食べられるかな」
メッセージとともに瑠依が送ってきた仙台牛の写真を見ながら、凛音は変わらず続く吐き気に顔をしかめた。