身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
柊吾はお互いの額を重ね合わせ、確認するようにつぶやいた。

「た、多分……あ、大丈夫。熱はないので心配無用です」
 
柊吾の声に微かな不安を感じ取り、凛音は慌てて言い直す。

「少し寝不足というか、疲れているだけなのでしっかり眠れば明日には元気になります」

「その寝不足の原因は俺だな。まあ、毎晩凛音を抱き潰していれば当然か」
 
凛音の言葉に安心したのか柊吾は凛音の首筋に顔を埋め、からかい交じりにささやく。

吐息が耳をかすめ、凛音は「ひゃあっ」と声をあげ肩をすくめた。

「俺もまだまだだな。凛音が俺から離れられないようにするつもりで抱いてるのにこうして簡単に自分の家に帰るんだ。もっと激しく抱く必要があるな」

「そんな冗談言わないで。離れようとしてるのは柊吾さんの方で……あ、ううんそれはいいけど。とにかく、あれ以上激しくされたら私、壊れて――んっ」

凛音の言葉を遮り、柊吾はいきなり唇を重ねた。

それまで凛音の耳元に刺激を与えていた柊吾の唇が、凛音のそれをついばむように刺激する。

「んっ……しゅうご……さん」
 
柊吾は慌てる凛音にかまわず凛音の唇を割って舌を差し入れ強引にかき乱す。



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