身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
柊吾と一緒にいるだけで安心し、自分が瑠依の身代わりであることも、柊吾の見合いのことも忘れてしまいそうになる。

いつしかお互いに舌を絡ませ夢中で熱を分け合い始めた。

凛音の頬を包み込む柊吾の手は熱く、指先が意味ありげに凛音の耳を刺激する。

「これ以上はまずい」
 
柊吾は荒い息を吐き出し、キス以上に進みそうになるのを避けるように凛音から離れた。

「このまま続けると今夜も凛音を寝かせてやれそうにない。さっさと帰った方がよさそうだ」
 
そう言いながらも柊吾は名残惜しそうに両手で凛音の頬を包み込み、親指で優しく撫で続ける。

凛音が心地よい刺激に目を閉じその手に頬をすり寄せると、再びキスをされた。

かすめるだけの軽いキスにもかかわらず凛音の体はぞくりと震える。

もっと柊吾を近くに感じたい。

そう思った直後凛音は今夜眠れなくてもかまわないと口にしてしまいそうな気持ちに、どうにか蓋をする。

「ジェラート……ジェラートが溶けるので、早く帰った方がいいです」

「……ああ。凛音は明日も忙しそうだし、さっさと寝ないとまずいな」
 
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