身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
始業後も凛音は柊吾が昨夜口にした言葉が気になりすっきりしない気持ちで仕事を続けていた。
机に広げた資料に目を通しながらもぼんやりし、月に一度の定例業務ともいえる確認作業にもなかなか集中できずにいた。
柊吾が気になる以外にも、ここ最近集中力が途切れそうになることが多く凛音はもどかしく感じている。
社長秘書という会社の経営陣と接する機会が多く一見華やかな職種を羨まれる機会も多いが、実際は気力体力ともに充実していなければこなせない地味な仕事がほとんどだ。