身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
「私、社長が関わる重要な仕事に同行するなんて自信がありません……」
「ああ、それなら大丈夫。北海道工場の工場長が変わったからその視察なの。新工場長は社長の同期で視察というより同期会のような気分みたい」
瑞生の同期、すなわち柊吾の同期が国内工場の中で最も大きな規模を誇る北海道工場の工場長に就任した。
工場長が変わる都度社長が視察に出向くのが慣習となっていて、今回も早々に日程が組まれたのだ。
「だったら……社長がOKしてくださるなら行ってみたいです」
「じゃあ、早速社長に話してみるから伊藤さんも予定を空けておいてね」
「は、はい」
「心配しなくても大丈夫。社長は手がかからないし広報からも課長列が何人か同行するから大丈夫」
凛音は突然の展開に引きつった笑みを浮かべる伊藤を安心させるように優しく言い聞かせた。
その日の午後、凛音は社長室で瑞生に来週のスケジュールを伝えた後、北海道工場に伊藤を同行させてもらえないかと尋ねた。
もともと同期である新工場長を激励するための気楽な出張だ。
凛音の予想通り瑞生はすんなりOKした。
「伊藤さんは専務担当だろ? そっちの確認は大丈夫なのか?」
「ああ、それなら大丈夫。北海道工場の工場長が変わったからその視察なの。新工場長は社長の同期で視察というより同期会のような気分みたい」
瑞生の同期、すなわち柊吾の同期が国内工場の中で最も大きな規模を誇る北海道工場の工場長に就任した。
工場長が変わる都度社長が視察に出向くのが慣習となっていて、今回も早々に日程が組まれたのだ。
「だったら……社長がOKしてくださるなら行ってみたいです」
「じゃあ、早速社長に話してみるから伊藤さんも予定を空けておいてね」
「は、はい」
「心配しなくても大丈夫。社長は手がかからないし広報からも課長列が何人か同行するから大丈夫」
凛音は突然の展開に引きつった笑みを浮かべる伊藤を安心させるように優しく言い聞かせた。
その日の午後、凛音は社長室で瑞生に来週のスケジュールを伝えた後、北海道工場に伊藤を同行させてもらえないかと尋ねた。
もともと同期である新工場長を激励するための気楽な出張だ。
凛音の予想通り瑞生はすんなりOKした。
「伊藤さんは専務担当だろ? そっちの確認は大丈夫なのか?」